インタビューや枠順を踏まえたうえでの皐月賞予想。
2025年の皐月賞はクロワデュノール1強というのが大方の予想。彼の隙をひとつあげるなら馬体重を減らしている場合か。調教後馬体重は494kg(前走-2kg)ということで、すでに減っているわけで輸送もするからさらに減ってきそう。なんにせよ有力馬に乗るジョッキーたちは、「クロワデュノールをマークする、意識する」ことになる。
レースのポイントを握りそうなのが逃げ馬と、捲って成功を収めてきたファウストラーゼンだ。逃げ馬候補はジーティーアダマン。若葉Sを59.5で逃げた馬だから、流石にこれが一番速そうだ。ヴィンセンシオ、マスカレードボール、ピコチャンブラック辺りが番手集団を形成しそう。枠順からしてもジーティーアダマンはすんなり逃げて、マスカレードボールがその内に付ける。クロワデュノールはその後ろにスポっと収まるのではないか?と読んでいる。外のヴィンセンシオ&ピコチャンブラックを見ながら、サトノシャイニングとは同じくらいの位置になるのがベストか。
ファウストラーゼンは、ゲートが悪いし二の足もあまり早くはないから腹を括って捲るしかない。しかしこの捲りは不発に終わるだろう。クロワデュノールがそれなりに前を取っている以上、そもそも前方集団は安易にペースを緩めることが出来ないし、ファウストラーゼンが強いのは分かっているわけで抵抗せざるを得ない。ただし逃げるジーティーアダマンも相当に強いと予想しているので、後半で息の入る瞬間もなさそうな地力勝負になってくる。
【結論】
◎サトノシャイニング
◯クロワデュノール
▲アロヒアリイ
△ジョバンニ、ミュージアムマイル、ヴィンセンシオ
☆カラマティアノス
なお、買い方はサトノシャイニング軸の3連複6頭BOX15点。そして◎-◯-5頭の三連単5点。
◎サトノシャイニングは、外枠を取れてプレッシャーがあまりかからず直線で不利がなさそうなこと、きらさぎ賞が叩きにしても完勝も完勝で強さを感じたこと、クロワデュノールと当たるのが東スポ杯以来なことから、成長力で逆転も有り得そうなこと。以上を踏まえて3連複の軸としたい。
◯クロワデュノールは、「1週前からいい感触」でありながらすでに体重が減少傾向にあるのが少しだけ気になるのと(すなわち1週前からパフォーマンスがあがったのならプラス体重であるべきじゃない?ということ)、内で封じ込められる可能性がちょっとだけありそうだなということ。ジーティーアダマンやファウストラーゼン、ヴィンセンシオあたりの粘りによって前3頭分進路が潰れてしまい、迷っている間にサトノシャイニングに先手を打たれそうだ。
▲アロヒアリイは、末脚に賭けて欲しい。というか後方から末脚を伸ばしてくるタイプで強そうなのがこの馬くらいしかおらず、血統的にも好きなので推していきたい。前走をみるに後半1000m戦もありだろう。中山が得意ではなさそうなのは感じるが、この人気なら。
△ジョバンニはどうにも外せない。前走は正直もう少し離して勝ってほしかったところで、相手の上がる今回では弾き出されてしまう可能性もあるが、堅調なパフォーマンスからは大崩れも考えにくい。ミュージアムマイルは前走が早仕掛けの結果であると感じており、流れを読み馬群を捌くのに長けたマジックマンを配してきた陣営の本気度に賭ける。ヴィンセンシオは、現在馬場の速そうな中山に合っていそうなこと、前走が3ヶ月半の休み明けでホープフルS3着馬に合わせられても耐えきったことを評価。先行馬の中では一番残る可能性があるのではないか。
☆カラマティアノスに関しては、オッズの歪み的に馬券にいれておきたいし、戸崎騎手も仕上がってきているので。
消はまずエリキング。川田騎手の正直なコメントに共感。5ヶ月の休養明けがG1は厳しかろう。次にキングスコール。これは単純に準備が間に合わなかった。ただ大きくは負けないと考えており、パフォーマンス次第ではダービーで買いたい。そしてマスカレードボール。広いコースでゆったり走って末脚を伸ばすというのが持ち味で、ある程度流れても対応できそうだが、姉マスクトディーヴァや母を見ても、1800くらいがベストパフォーマンスになりそう、というのもある。
ジーティーアダマンやファウストラーゼンは展開向かず、と見て消。勿論両馬共に強いが、今回はなかなか難しそうだ。
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